ABA(応用行動分析)で療育するメリット
『みらい』の療育は個別も小集団もABA(応用行動分析)の理論で以下のように進めていきます。
1. ラポール(信頼関係)の形成 不安の強いお子様への対応
*母子分離が難しいお子さまは、同室して頂いて横で見守っていただきます。
(場合によっては保護者様の膝の上で行うこともあります。)
*机上でのDTTトレーニングが難しい場合は、PRTトレーニングに切り替えます。
2. アイコンタクトの習慣化
*欲しいものの先には常にセラピストの視線があります。(自発的なアイコンタクトを待つ=呼名の場面、遊びの場面、要求の場面等)
3. 指示(コンプライアンス)とアイコンタクトの連動
*各プログラムの開始時、終了時
4. 音声摸倣時の誤学習を防止
*エコラリア(反響言語=おうむ返し)による間違った音声摸倣を避けるためセラピスト側は発信者として言葉を伝えます。
5. 行動レパートリーを増やす
*できることを増やします。(言語スキル・認知スキル・社会的スキル・アカデミックスキル・運動能力)
6. スモールステップで成功体験を積み上げる
*トークンエコノミーシステム(ご褒美)
*エラーレスラーニング(失敗をさせない学習)
*25%ルール(100%できてから褒めるのではなく、小さな成功を褒める)
7. マンド(要求言語)トレーニングでトラブルの防止
*「ちょうだい」「かして」「いいよ」「まって」「いや」などの要求言語獲得を最優先
8. 個別療育で培った力を小集団療育で般化させる(個別とグループのある『みらい』だからできる事です。)
*般化とは、簡単に説明すると一度学んだことを他の(場所・人・物・場面)でも応用できることです。
*個別から小集団療育で般化できたことを、園や学校などの大きな集団で応用できるようにすること
ABA療育のスモールステップの考え方です。
9.『みらい』の個別療育はお子さまお一人に2人の支援者(ABAセラピスト・保育士)
*セラピストがお子さまに向き合い、もう一人が記録と役割分担しています。セラピストは課題の提示と強化、もう一人は行動や様子を詳細に記録することと、お子さまの姿勢や課題へのプロンプトをします。