ABA(応用行動分析)の考え方の基本は、行動の機能の4つの機能から行動の原因をみつけて行動変容につなげます。また、行動の原因を子どものせいにするのではなく、子どもを取り巻く環境との相互作用の結果として捉えるのです。ここで言うところの環境とは物理的な状況もありますが、人的な状況も含まれます。人的な状況とは子どもの場合、大人の関わり方の影響がとても、大きいのです。
ABA(応用行動分析)は 行動の前後を操作することにより行動を増やしたり減らしたりできるという原理を利用し、発達障がいのお子さんの早期療育に利用されています。 言語能力の向上、社会性の向上、小学校普通学級の入学率の上昇などの高い効果が繰り返し示されており、アメリカでは自閉症児の治療療育方法として、多くの州で保険適応されています。研究も盛んで、早期療育はもちろん、問題行動の改善やパフォーマンスの向上など様々な効果が科学的に証明されています。教育分野において絶大な効果を持っている療法です。